自分と仲良しになる(セルフコンパッションの勧め)

みなさんはご自分の事が好きですか?私はいまでは自分と仲良しになって、こんな私でも自分のことが好きと言えるようになりましたが、以前は、こころの中で自分に対していつも厳しい言葉をかけてしまい批判的で、いわゆる自己肯定感の低い人間でした。

自分のことが好きになれないとおっしゃる方にお話を伺ってみると、ご自分の理想や目標がとても高く、その理想に現在の自分が至っていないことに不満を感じていらっしゃる方も多いようです。確かに高い理想や目標がその人のモチベーションにも繋がり、人間的成長にはとても大切なことではありますが、時にはありのままの自分を認めて受け入れること、「それでもいいよ」と自分にOKを出してあげることが幸せ感や安心を感じられる鍵ではないでしょうか。

自分への評価が厳しい方に共通するのは、基準が他人目線であること。または他人と比べていること。自分の心の声が、「あの人に比べて私は〇〇だわ」とか、「私はこうするべきなのにできていないじゃない!」とか聞こえてきませんか?まず自分を見張らない。評価するのをやめる。思考の声ではなく、からだの声を聴いてみましょう。他人から理解されたいのはもちろんですが、本当は一番自分から厳しい評価をされることがつらいことではないでしょうか?

マインドフルネスとも通じるのですが、セルフケアの一つの考え方に「セルフコンパッション」というのがあります。このワークは自分の気持ちに良い悪いの判断を加えず、「あなたはいま、このことが悲しいのね」とか「こんなことに悔しいと思って腹を立てているのね」とか、自分の気持ちを客観的に眺めてありのままに受け止めてみるというワークです。(EMBODYでもセルフケアを続けていくと自分への理解が深まり同じような効果を得ることができます。)

普段から時々セルフコンパッションのトレーニングをしておくと、感情に飲み込まれそうなときや、何か理由もわからずイライラして他人に当たってしまいそうなときに役立ちます。いろいろなことがうまくいかずに失敗したときなど、その自分の行動を責める思考をしてしまうとますます自分は追い詰められてしまいます。でもこころの中の自分が自分の一番の理解者で味方になって受け止めてくれたら、それだけでも一旦冷静になれて、一呼吸落ち着けるというものです。

私はEMBODYをすることによって、自分で自分の氣持ちを心地よくすることを学び、自分の行動を厳しく見張る心の中の自分ではなく、まず、自分でご機嫌な自分になれるように自分を暖かく見守り励ましてくれるような心の中の自分を育てることができました。自分を甘やかしたり、正当化するのとは違います。それは心の中の自分と仲良しになるという感覚に近いものだと思います。

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