秋のからだと過ごし方&おすすめ食材

ご無沙汰してしまいました。9月に入りすっかり涼しくなり、からだも夏から秋のモードに変わりつつあります。

昨年の冬から「季節のからだと過ごし方」、またその時期に摂るとよい薬膳の考え方を取り入れた「おすすめ食材」のご提案を記事として書かせていただきましたが、いよいよ今回の秋で1年のサイクルが一周しました。また時折このテーマでお届けすることはあると思いますが、一応、春夏秋冬プラス梅雨時期の5つの季節がそろったことになりますので、みなさまのご参考になれば幸いです。

「秋のからだと過ごし方」

立秋(8月8日ころ)から立冬(11月8日ころ)までを秋と考えます。自然界では夏の「陽気」が衰えていく代わりに、徐々に「陰気」が増してくる時期です。9月に入るころには暑さはやわらぎ、9月23日の秋分に「陰陽」が同じバランスになり、その日を境に昼夜の長さが逆転し、夜が長くなっていきます。

秋はすべてのものが成熟し自然界でも収穫の時期を迎えます。秋の氣(エネルギー)の特徴は、堅める力、収める力「収れん」です。少なくなっていく「陽気」を体内にしっかり溜め込んで、来るべき冬に備える時期でもあります。体は骨盤が閉まってくる時期で筋肉を増やすにはいい時期です。緩めることが多いEMBODYのレッスンでもこの時期は中心軸を感じる動きがやや多くなっています。

東洋医学でいうと、秋は肺の働きが大切になってくる時期です。肺は単に呼吸を司るだけではなく、東洋医学的には「氣」を管理するところであり、肺で気を下すことにより大腸の排泄をスムーズに促します。また、肺は水分代謝の調節にも関わる働きをしているので、その働きが衰えると、皮膚が乾燥したり、汗が出にくい、浮腫み、鼻づまり、鼻水、喘息、風邪をひきやすくなるなどの症状が起きてきます。

夏の過ごし方の結果が体に現れてくるのもこの時期です。夏の疲れには2通りあり、暑さで体力を消耗してしまった場合と、もう一つはエアコンや冷たい飲み物などで体を冷やしすぎてしまった場合です。朝晩涼しくなってくると鼻がグズグズしたり、のどが痛い、寝冷え、腰痛、下痢などの症状が出てくる場合があります。このような時には、まず体に元気をつけてから症状を改善させる必要があります。それには胃腸の働きを立て直すのが大切です。生野菜やヨーグルトなどのからだを冷やすものは極力避けて、からだを温める温野菜や消化の良いものを摂るように心がけるとよいです。いくら栄養があるからと胃腸に負担のかかる高カロリーなものを摂る必要はありません。消化の良い温かいものを摂ったり、足を温めたり、しっかり湯船に浸かるなど、体の中から温める工夫が大切です。

冷えてきたなと感じたら、3つの首(首、手首、足首)を冷やさないように、スカーフを巻いたり、長そでを羽織ったり、靴下を履いたりと、少し早めに対策するのがお勧めです。

Photo by Luiz M. Santos on Pexels.com

「秋のおすすめ食材」

ここからは秋におすすめの食材をご紹介します。先ほどお話ししました通り、秋は実りの季節でもあるので、旬を迎える食材がたくさんあり、まさに食欲の秋。美味しく賢く日々の献立に取り入れて、自然の恵みを感謝していただきましょう。

1.夏の疲れをとる食材

きのこ類(夏に摂った油を溶かす)

煮込みトマト(夏には生で体を冷やす働きをしてくれましたが、この季節は煮込んで使うのがお勧め)

玉ねぎ、大根、ショウガなど

2.肺を養う食材

山芋、はちみつ、卵、湯葉、銀杏、クルミ、松の実、クレソン、ゆり根、白キクラゲ、大根、ねぎ、柿、りんご、梨、レモン、ぶどう、みかんなど

3.肺を潤す食材

豆腐、豆乳、卵、くず粉、白キクラゲ、レンコン、柿、リンゴ、梨、ぶどうなど

4.腎が疲れている人(抜け毛が気になるなど)に良い食材

小豆と昆布(かぼちゃと小豆と昆布とシイタケを一緒に煮たものがおすすめ)

松の実、黒ゴマ、クルミ

(1:2:2の割合でそれぞれすり潰し、混ぜてはちみつで練ったものを食べると髪や肌に潤いが戻る)

5.その他…おすすめ秋の味覚

栗…消化機能を高め、生命エネルギーの大元の腎を補い、筋力の強化、血の巡りをよくする。

柿…肺を潤し咳を止め、痰をきる。

マッシュルーム…気の巡りを良くする。解毒。

サバなど青魚…気を補い、強壮作用に優れ、体力的に衰弱している人に良い。(アレルギーがある方は注意)

鮭…消化機能を高め、浮腫みに良い。

クルミ…腎を温め、補い、血液の生成を促し、肺を潤し、腸を潤す。脳の働きもよくする。

イチジク…消化機能を高める。解毒、腫れを鎮める。

紅茶…胃腸を温め活性化する。精神を安定させる。

梨…肺を潤し解熱、咳をとめる。

ぶどう…体液を生産し気を補う。利尿作用。

*秋の旬の食材を上手に食卓に取り入れ楽しんでみましょう。

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