冬のからだと過ごし方、おすすめ食材

11月7日立冬を迎えました。日差しが暖かい日はまだ関東では20度越えの日が多いですが、季節は早くも冬に移り始めています。日本ではこのところ新型コロナの新規感染者の人数もぐっと抑えられていて、少し気持ちにも余裕というか緊張感が緩んだような感覚が出てきたようにも感じます。このまま穏やかな日々が続いてくれることを願いながらも、冬は「風邪の季節」でもありますので、一人ひとり免疫力アップをはかりながら、ご自身で護る力を高めていきましょう!それが周りの人を守ることにもつながります。

昨年のこの時期にも同じテーマで記事を書いたので重複するところもあるとは思いますが、復習だと思って読んでくださいね。

《冬のからだと過ごし方》

「立冬」から「立春」までの期間を冬ととらえます。11月から2月の夜が長く陰が旺盛になる時期です。自然も植物は葉を落とし、種として固くエネルギーを蓄えたり、内側に固めたり収めるという性質を持っています。動物も活動を抑え、秋までに蓄えてきた陽氣をなるべく外に発散しすぎないように冬ごもりする時期なので、人間もあまり激しい運動などは控えて、暖かくして「陽氣」を貯めて冷えの侵入を防ぐことで、「腎」の働きを守ります。

寒さがそれほどでもない今の時期はつい油断しがちですが、日差しがかげると急激に寒くなったりしますから羽織物を持ち歩くとか、首に巻くスカーフなどをバッグに忍ばせておくと重宝します。首、手首、足首…首とつく場所からの冷えの侵入をブロックしておくのがポイントです。寒さが厳しくなってきたら、カイロなどを使う場合もあるかと思いますが、その時は今度は腰より下、おへそより下を温めることをお勧めします。首肩などを温めてしまうと「冷えのぼせ」という現象を起こしてしまうので、「頭寒足熱」を心がけましょう。

冬晴れが続くと乾燥にも注意が必要です。室内の湿度を調整し、からだを潤す食材を上手に食事に取り入れたり、お水(常温)を少しずつ含みます。冷たい飲み物は内臓を冷やすので、この時期はあまりおすすめできません。

《冬のおすすめ食材

*陽氣を補い、からだを温める食材

長芋、もち米、じゃがいも、栗、クルミ、干ししいたけ、鶏肉、羊肉、エビなど

*血を補い陰の氣を補充

ほうれん草、にんじん、ゆり根、レバー、落花生、クラゲ、ゴマ、牡蠣、すっぽんなど

*血を巡らせ、血流を良くする

そば、らっきょう、ジャスミン、グリンピース、ミカン、お酒など

*臓腑を温め、体内の寒気を減らす

ニラ、唐辛子、ショウガ、山椒、羊肉、エビなど

*風邪の時、乾燥が気になるとき

シソ、しょうが、ハト麦、松の実、ぎんなん、白菜、クルミ、玉ねぎ、蓮根、大根、梨など

*腎の助けになるもの(腎は腰のトラブル、骨にも関係あり。筋力の衰えが気になる時に)

黒ゴマ、クコの実、長芋、すっぽん、ナマコ、羊肉、鰻、くるみ、エビ、ニラ、栗、葡萄など

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