猫たちのその後

去年の夏に我が家の猫たちについて記事を書いたのですが、その後の猫たちの様子を今日は報告しようと思います。

去年の夏、黒猫の方がすごい抜け毛でぼろぼろになってしまい、からだも痩せていのちの危機も感じたのでしたが、その後ごはん(餌)をグレインフリーのものに変えてみたところ、徐々に体調が回復し、半年後の現在はほぼ元の体型に戻りつつあります。

もう一匹のキジトラ猫の方ですが、去年の8月からお腹に水が溜まる症状が出て、検査の結果、FIP(猫伝染性腹膜炎)という不治の病ともいわれている病気であるということが判明しました。この病気は元は猫のコロナウイルスで(ヒトのコロナとは別物なので人間には感染しません)、よくあるたいていの猫が感染している風邪のような病気ですが、体の中で変異すると、腹膜炎や肉芽腫というものが出来て、早い子では病気がわかって10日ほどで亡くなってしまうという病気です。(*FIPは猫同士でも感染しません)

最初はお腹が大きくなってきたのを、太ったのかと思っていたのでしたが、大きくなったのはお腹だけで、背中や足は痩せていたので気づきました。FIPは普通、1歳くらいの若い猫がかかりやすく、うちの子は10歳なので珍しいのかもしれないのですが、おかげで病気の進行がゆっくりで、現在病気が判明してから約半年ですが、特に強い薬を使わずに、数週間に一度のペースで病院で腹水除去をしつつ、穏やかに暮らしています。

お腹に触れると固いしこりのようなものがあり、それが肉芽腫だと思いますがそれによる炎症で腹水が溜まります。炎症を抑える目的でふつうはステロイドやインターフェロンなどを投与することが多いのですが、副作用による肝機能や腎臓のダメージも起きやすいということで、私は猫になるべく負担がかからないようにお薬を使わないという選択をしました。それがいのちを短くしたとしても、自然(日常)になるべく近い暮らし方が(猫自身の治癒力、体力に任せる)いのちを尊重することのように思えたからです。

生き物にとって、一日でも長く元気に生きたいという欲求は当然ですし、家族として迎えた動物と1日でも長く一緒に過ごしたいという気持ちはもちろん私自身にもあり、どのような選択が正しいのかは正直まだわかりません。が、病院の先生も、1日でも長く生かしてあげたいと思って薬を与えて患者さん(動物)を診てきたけれど、薬を投与した子よりもこんなに長生きしているFIPの子は見たことがないと。それがたまたまうちの子の生きる力が強いのか、レイキヒーリング(毎日のなでなで)が効いているのか、薬を使わなかったことがむしろ功をそうしているのかはわかりませんが、(もちろん病気が完治することはないでしょうから、いずれはお別れもやってくるとは覚悟していますが)とにかく穏やかな日々が1日でも長く続いてくれることを願って、今日も2匹をもふもふしています。

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