EMBODY2022

2022年がスタートしてひと月が過ぎようとしていますが、なかなか記事を書くのが遅くなってしまいました。ちょっといろいろ立て込んでいまして、インプットというか体験することが多くて、アウトプットするのに内容がまとまらず、記事に出来なかったといった感じです。

EMBODYの定期クラスは通常通り行えています。ご挨拶が遅くなりましたが、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

何があったかというと、まあ数々あるのですが、まずは自分自身のことでいえば、以前から坐骨神経痛があったことはお話ししていましたが、10月後半くらいから痛みがひどくなりまして、通院しておりました。10月から年末年始にかけて、レストランの方が忙しくて勤務がハードだったことなどもあり、ちょっと無理をしてこじらせてしまいました。もちろん日々のケアは怠らずしていたのですが、どうも痛みの範囲がお尻から股関節、次第にふくらはぎや足首までと広がってきて、仕事の帰り道は(夜暗い住宅街で誰にも会わないからいいものの)おばあさんのような姿で足を引きずるようになってしまいました。12月末にようやくMRIを撮ってもらい、腰椎の3.4番の間の椎間板ヘルニアであることが判明。(早く言ってよ~)

腰椎椎間板ヘルニア・・・腰の椎間板から、何らかのきっかけで亀裂が生じて中身の髄核が飛び出したものをヘルニアといい、飛び出したヘルニアが近くを通る神経を圧迫して痛みやしびれを起こす。

私の場合、そのきっかけが一年前の犬引っ張られ事件からなのか、その後の重いものを運んだりした時からなのかは定かではありませんが、徐々にヘルニアが大きくなり神経圧迫が坐骨神経痛の原因だったわけです。MRIを撮るまでは、脊柱側弯症のせい?運動不足?めぐりの悪さ?更年期の関節痛?と考えていろいろ試していましたが、ヘルニアは怪我なので、根本的なところが治らないと痛みは強くなるばかり。EMBODYで緩めると、痛いところをかばって緊張した筋肉を緩めたり、巡りが悪くなっているところが楽にはなるので、何とか日常は過ごせるのですが、次第に痛みが慢性化して、特に寝ている時や明け方も痛みで目が覚めたり、睡眠の質が下がっていることや、鎮痛剤を常用してしまうことにとても抵抗がありました。12月後半はお店の業務も忙しくなり、痛みも強くなってきて、かなりつらい日も。でも接客業なので、仕事中は気合を入れて笑顔でサービス。

ヘルニアの治療としては、飲み薬で痛みを和らげながら、飛び出した部分が自然に(自己免疫細胞が飛び出した部分を食べてくれるらしい)引っ込むのを、無理をしないで待つか、最終的には手術で切り取るというのが手っ取り早いのですが、 近所のかかりつけ整形外科では手術はできないので、一度大きな病院に相談することになり、大学の整形外科の研究室に勤務しているお友達に相談したところ、総合病院の脊柱外科専門の先生を紹介していただくことになりました。(ご縁て有難い♡)

先週から総合病院の方で見ていただいているのですが、まずは以前も書きましたように私の場合は脊柱側彎症があることで、もし手術をしても、ヘルニアの再発率が高く、ヘルニアが再発しないように金属を入れる方法もあるのだけれど、それをすると、脊椎の前後の椎間板にも負荷がかかって今度は別のところに症状が出てきてしまう恐れがあるので、早急に手術するのはお勧めできないとのことでした。私は、根治できるなら手術も覚悟して伺ったのですが、そのお話を聞いて、ケースバイケース…人それぞれの最善があるのだなと改めて思いました。でも手術に至らなくても、まだできることがありました。神経ブロック注射という方法です。

先週さっそく1回目の仙骨ブロック注射を受けてきました。前回初回は痛みがなくなったのは一晩で翌朝はまた痛みが出てきたしまったのですが、飲み薬で口内炎が出来てしまってなるべく飲みたくなかったので、薬を飲まずに様子を見ました。一番痛かった時よりもちょっと前のころの痛みくらい(薬を飲まなくても我慢できるくらい)が数日続き、1週間目の昨日の朝はかなり痛みが戻ってしまいましたが、ちょうどまた注射の日だったので、朝だけ痛み止めを飲んで病院に向かいました。昨日も仙骨神経ブロック注射2回目。よく効きます。今朝はまだ痛みがとれた状態が続いています。いい感じ。なんだか明かるい兆しが見えてきた感じです。これで痛みがどんどん取れてくれたら本当に嬉しいんですけど。(一応注射は週1で5回の予定)

この坐骨神経痛の体験(まだ終わっていませんが)で、いろいろ自分の身体で体操やマッサージ、筋膜リリースを試したり、治療法も勉強したので、(肩の腱板断裂の時もでしたが)自分で体験して学んだことをまたみなさんと共有することで、誰かのお役にたてればいいかなと思っています。からだのケアをしてはいても、怪我をしてしまったり、病気になってしまったりということは防げないこともありますが、そんな時こそ身体の声に耳を傾けて、じっくりと向き合うことでもっと自分と仲良くなれるきっかけにしたいと思います。

この椎間板ヘルニア体験記はもっと詳しく後日まとめておきたいと思っています。

冬のからだと過ごし方、おすすめ食材

11月7日立冬を迎えました。日差しが暖かい日はまだ関東では20度越えの日が多いですが、季節は早くも冬に移り始めています。日本ではこのところ新型コロナの新規感染者の人数もぐっと抑えられていて、少し気持ちにも余裕というか緊張感が緩んだような感覚が出てきたようにも感じます。このまま穏やかな日々が続いてくれることを願いながらも、冬は「風邪の季節」でもありますので、一人ひとり免疫力アップをはかりながら、ご自身で護る力を高めていきましょう!それが周りの人を守ることにもつながります。

昨年のこの時期にも同じテーマで記事を書いたので重複するところもあるとは思いますが、復習だと思って読んでくださいね。

《冬のからだと過ごし方》

「立冬」から「立春」までの期間を冬ととらえます。11月から2月の夜が長く陰が旺盛になる時期です。自然も植物は葉を落とし、種として固くエネルギーを蓄えたり、内側に固めたり収めるという性質を持っています。動物も活動を抑え、秋までに蓄えてきた陽氣をなるべく外に発散しすぎないように冬ごもりする時期なので、人間もあまり激しい運動などは控えて、暖かくして「陽氣」を貯めて冷えの侵入を防ぐことで、「腎」の働きを守ります。

寒さがそれほどでもない今の時期はつい油断しがちですが、日差しがかげると急激に寒くなったりしますから羽織物を持ち歩くとか、首に巻くスカーフなどをバッグに忍ばせておくと重宝します。首、手首、足首…首とつく場所からの冷えの侵入をブロックしておくのがポイントです。寒さが厳しくなってきたら、カイロなどを使う場合もあるかと思いますが、その時は今度は腰より下、おへそより下を温めることをお勧めします。首肩などを温めてしまうと「冷えのぼせ」という現象を起こしてしまうので、「頭寒足熱」を心がけましょう。

冬晴れが続くと乾燥にも注意が必要です。室内の湿度を調整し、からだを潤す食材を上手に食事に取り入れたり、お水(常温)を少しずつ含みます。冷たい飲み物は内臓を冷やすので、この時期はあまりおすすめできません。

《冬のおすすめ食材

*陽氣を補い、からだを温める食材

長芋、もち米、じゃがいも、栗、クルミ、干ししいたけ、鶏肉、羊肉、エビなど

*血を補い陰の氣を補充

ほうれん草、にんじん、ゆり根、レバー、落花生、クラゲ、ゴマ、牡蠣、すっぽんなど

*血を巡らせ、血流を良くする

そば、らっきょう、ジャスミン、グリンピース、ミカン、お酒など

*臓腑を温め、体内の寒気を減らす

ニラ、唐辛子、ショウガ、山椒、羊肉、エビなど

*風邪の時、乾燥が気になるとき

シソ、しょうが、ハト麦、松の実、ぎんなん、白菜、クルミ、玉ねぎ、蓮根、大根、梨など

*腎の助けになるもの(腎は腰のトラブル、骨にも関係あり。筋力の衰えが気になる時に)

黒ゴマ、クコの実、長芋、すっぽん、ナマコ、羊肉、鰻、くるみ、エビ、ニラ、栗、葡萄など

長引く痛みは身体からのメッセージ

みなさんは慢性の痛み、(腰痛や肩こりなど)を抱えていらっしゃいませんか?多くの方が原因がわからない痛みを感じながら過ごしておられます。マッサージなどで一時的に和らいだとしても、また繰り返してしまったり、強くもんだために余計に筋肉が固くなってしまったり…身体は一つながりなので、痛むところが直接の原因とは限らず、別のところに根本の原因があったりします。

このこととは別に、もう一つ、痛みの原因と思われるものがあると私は最近強く感じています。それは過去に身体が受けた感情にまつわる痛みです。ちょっと非科学的と思われてしまうかもしれないですが、身体が自分自身に痛みを通じて、過去の感情を癒してほしいことがあることを伝えるために、痛みで訴えるということがあるように思うのです。

私自身の場合をお話ししますので、良かったら、そんなこともあるなのかな~というくらいの感じで聞いてくださいね。

きっかけは昨年の10月ころに、実家の両親と飼い犬(中型プードル)と出かけた時の事です。私がリードを持って店の外で母が出てくるのを待っていたのですが、母の姿が見えたとたん犬が飛び出しぐっと強く引っ張られてしまいました。その瞬間はさほど痛みは感じなかったものの、その夜から腰の違和感が続き、その後少し歩くと坐骨神経痛のような症状が出る日々が続いてしまいました。

EMBODYで股関節や足全体、また上半身も緩めると楽にはなるのですが、週末負荷がかかる仕事をすると腰やお尻が固くなってお尻から腿の裏側、膝裏、ふくらはぎにビリビリ痛みが走ることもあり、なかなかスッキリ治ることはありませんでした。いつもなら、自分で体のメンテナンスをすればさほど痛みが長引くことはないので、なんでこんなに痛みがなかなか引かないのか、はじめは謎でした。

実は時間がかかりつつもようやく楽になってきたきっかけがありました。それは腰の痛めた個所が過去に問題があった部分だった事を思い出し、その時の感情の浄化を丁寧にすることによって、緩んできたことが回復のきっかけでした。

遡れば中学生のころ、私は脊柱側弯症という診断を受けて、中学2年生から2年間くらいいろいろな治療を受けることとなりました。まだその治療法が研究段階だったこともあり、コルセットをつけられたり段差のある靴を履かされたり、レントゲン写真を何枚も取られ、効果がなければ手術が必要とまで言われたこと、大学病院だったため、コルセットの型を取るときにインターンの学生にずらっと周りを囲まれたり、中学生の女子には耐えがたい嫌な思いをしました。今なら、少なくとも許可を取るのでしょうが、その時は断る機会も与えられぬままに医師の言われるがままに治療(実習?)が行われたように思います。あまりに毎回何枚もレントゲン写真を撮るもので、親もそのことに不安を感じて、徐々に通院回数も減らし、大学病院に行くのはやめてしまいました。その後いつの間にか(むしろ矯正をやめたことが良かったのか?)成長とともに腰の骨は気にならない程度になっていました。私の場合、幸いにも進行が止まっていたのでしょう。(注☆進行度は個人差があるので、同じ病の方は個人の判断で治療をストップしないで下さいね)

私の中で思春期のこの経験は、覚えていて心地よい記憶ではなかったので、その一連の記憶はなかったことのように先日まで忘れていたのですが、今回身体がそのことを思い出させ、自分が嫌だったことをこうして話すことによって「放つ」ことも必要な気がして、ここでお話しすることにしました。

身体が受けた悲しみはちゃんと受け止めて、そして手放してあげる、、、そうしないと、いつまでも続く慢性的な痛みとして、身体が訴えることもあるのかもしれないと感じます。

自分の身体は自分自身ですが、頭で考えるのとは別に、体の感情というものにも、時には耳を傾けてみてはいかがでしょう。

細胞はどんどん新しいものに入れ替わっているので、ほぼ7年間経つとからだじゅうの細胞は入れ替わるといいます。ですから、「7年前の私と、いまの私はもう違うのよ!」とも言えますけどね。ですから、無理につらい記憶や、痛みの記憶を思い出さなくてもいいとは思いますが、もし思い出してしまったら、多分自分自身で癒すことが足りていないということなので、いまできる限りの愛情をもって自分の身体を癒してあげてください。

具体的な経験を話すことに抵抗があるなら、こんな方法もお勧めです。ハワイのホ・オポノポノ。こちらも記憶のお掃除の大切さを説いていますが、潜在意識のお掃除、本当に大切です。「ごめんなさい」「許してください」「ありがとう」「愛しています」この4つのフレーズを唱えながら、潜在意識をお掃除するといいですよ。そして必要ならば、言葉にして話す(放つ)ことも浄化に繋がります。

みなさんの身体の声も放って(話して)見てください。長く続く原因不明の痛みがある方は、少し身体に聞いてみて下さいね。痛いところがあったり衰えを感じる所もありますが、そんな自分を責めるのではなく、そのまま受け止めて、受け入れ慈しむ。いい悪いの判断をせず感謝して。それがエンボディを実践することです。

夏のからだと過ごし方(晩夏編)

連日猛暑日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

8月7日には立秋が訪れ暦の上では秋になりますが、まだまだ暑さも厳しく、季節の変わり目「土用」の時期なので体調も崩しやすくなっていますので、今日は体調を調整する食養生をお伝えすることにしました。コロナの感染者も急激に増えているのが心配ですが、日々の基礎体力、免疫力はまず毎日の食事からということで、参考にしてみてくださいね。

夏に旬を迎えるウリ科やナス科の野菜や果物は、余分な熱を取り除き水分を補ってくれます。酸味のある食材は汗を抑え、塩味のある食材は心(しん)の機能を養い、苦味のある食材は熱を冷ましてくれます。ただし、夏の食材は食べ過ぎると体を冷やすので、加熱したり、からだを温める働きのあるスパイスや薬味でバランスをとるとよいでしょう。夏は緑黄色野菜が豊富です。紫外線から肌を守るためにもしっかり摂るようにしましょう。

①体に溜まった余分な熱を冷まし、暑さをとる食べ物

緑豆、豆腐、クレソン、きゅうり、冬瓜、ゴーヤ、ズッキーニ、なす、セリ、レタス、セロリ、白菜、レンコン、キウイ、マンゴー、バナナ、パイナップル、スイカ、こんにゃく、栗、大麦、菊花、アサリ、シジミ、カニなど。

②体に必要な水分を補い渇きを止める食べ物

トマト、アスパラガス、ズッキーニ、緑豆、豆腐、茶葉、スモモ、リンゴ、梨、モモ、びわ、レモン、オレンジ、ざくろ、梅、葛、ハマグリ、豚肉、卵、ごまなど。

③胃腸の働きを整え、水分の代謝機能を促進する食べ物

トウモロコシ、ハト麦、大豆、小豆、冬瓜、クレソン、いんげん、カツオ、鯉、シラス、ハモ、スズキなど。

④心を養い精神を穏やかにする食べ物

小麦、ゆり根、ハスの実、五味子など。

⑤消化促進、負担のかかる胃腸機能を助ける食べ物

大根、かぶ、オクラ、大麦、そば、グリーンピース、オレンジ、サンザシ、玉ねぎ、らっきょう、エシャロット、パクチー、ピーマン、パプリカなど。

暑い日は体が熱くなると、心が活発になりますが、心臓がオーバーヒートを起こさないように、からだの中では体内を巡る血液を汗に変え、毛穴から発散することで臓器を冷やそうとします。汗をかきすぎると、氣血、津液を消耗し血液不足、水不足の状態が起きてしまいますが、冷たい飲み物のがぶ飲みや、クーラーなどでの冷やしすぎには注意が必要です。急激な温度変化や温度差は自律神経の乱れを引き起こすことに繋がりますし、内臓の冷えは胃腸の働きを低下させ、氣血不足を助長してしまうからです。上記にあげた食材などを上手に使い、内臓の働きを高めながら穏やかにからだの熱を取りつつ、「循環」と「代謝」の良い身体を保つことが暑い夏を乗り切るポイントになります。

秋の涼しい気候になるまではまだしばらくかかりそうなので、免疫力を上げながら、この夏を乗り切りましょう!!心が弱ると精神的には怒りの感情が表に出てきやすい時期ではありますが、焦ったり怒ったりしすぎないように、いつもより少し楽観的に(やさしい気持ちで)過ごすことが大切です。

エンボディを続けてみて変化したこと

秋分を過ぎたら、ぐっと涼しくなって季節の移り変わりを感じます。みなさんいかがお過ごしですか?

今日はエンボディを続けてきた12年間のからだとこころの変化をみなさまにお伝えしようかと思います。私の個人的な見解ですので、すべての方に当てはまるとは限りませんが、ご参考までに。

自己紹介文にも書きましたように、若いころから首肩の凝り、手足の冷え、貧血、頭痛など、病名が付くわけではありませんが、全体的な不調が続き、体力にもあまり自信がないというタイプでした。

24歳で結婚してすぐには子供にめぐまれず、6年目に漸く恵まれましたが、つわりもひどく、帝王切開で1人目を出産。1年後2人目は流産し、その後下の息子を授かりました。その頃はまだ、からだの巡りが悪く、内臓(特に子宮)も冷えていたのでしょう、妊娠や出産も簡単ではなかったように思います。30代はとにかくぎりぎりの体力で出産、子育てを必死にしていたような気がします。

EMBODYに出会ったのは40代に入ってからのことでした。子供たちも長男が中学生になり、やっと私自身のことにかけられる時間も増えてきた頃、自分を大切にする時間を持ちたいと思いはじめた矢先の出会いでした。

それでもはじめは、からだを緩めるのもこころを開くのも苦手で、なかなか緊張が取れずにいました。でもレッスンを受けるたびに、少しずつ自分の身体の声を聴けるようになり、自分の奥深くに封じ込められていたいろいろな感情も湧き上がってきたり、からだを固めているのは体の使い方だけでなく、自分を縛る考え方でもあるのかなと思ったりもしました。身体の緊張を解くとともに、「こうすべき」とか「こうでなければ」というような自分のとらわれや決めつけが自分を苦しめていたんだなあということに気づき、すべては自分の内側を変えていかなくっちゃ変わらないんだ!と気づかされました。

それからは、まずは自分の感情を客観的にありのままにみて、受け入れることから徐々に始めて見ました。いまでは多くの方が実践されているマインドフルネスといわれるプログラムに近いものだと思いますが、当時はそんな言葉も知らない頃でした。

EMBODYで身体のケアを始めたことがきっかけで、からだが緩み、こころが解放され、からだのあちこちに溜め込んでいたもろもろが抜けていくことで、呼吸が深くなり全身の循環がよくなり、体温も上がり、手足の冷えがなくなり、身体本来の自然治癒力が高まるのを感じました。ちょっとした不調は薬を飲まなくても自分で調整できるという自信もついてきたからだと思います。身体の柔軟性が増したと同時に、考え方にもしなやかさが出てきました。

昨年お引越しの前後に右肩の腱板不全断裂を経験しましたが、怪我も体の働きを知るにはとても貴重な経験でしたし、更年期といわれる閉経を挟む10年間も、エンボディのおかげで、大きな不安やトラブルもなく乗り越えられた気がします。更年期のホルモンバランスが不安定な時期には精神的にもつらい方もいらっしゃるのですが、エンボディはそんな時期にも自分の身体の変化を受け入れるのにぴったりのプログラムです。また、日常生活で様々な出来事が起こっても、ナチュラルに感謝と笑顔を忘れずに過ごすことができています。

今から5年前の過去記事「7年間のエンボディライフ」EXBlogにエンボディ7年目の記録がありますのでご興味のある方はよろしければそちらも読んでみてください。

とにかく、セルフケアは続けること、習慣になることが大切なポイントかもしれません。私も末永く続けようと思っています。これからもおばあちゃんになっても生きている限り続けられるのがEMBODYですから。

EMBODYを通してお伝えしたいこと

人はつい、過去のことを悔やんだり、未来に起きてもいないことを心配したりしてしまい、「いま」という時間に意識を向けていないことが思いのほか多くあります。

また周りの人の目が気になったり、自分のことを全て後回しにして家族や子供のことにつくしずぎてしまい疲弊してしまったり、ついつい断れず頼まれるままに仕事を引き受けて頑張りすぎてしまったり、感情のコントロールがうまくできずに行動してしまったり・・・

自分の体からの声(いのちの声)に耳を傾けるのは後回しにしがちです。そして後になってつらくなるのは自分と分かっているのに。

呼吸を意識し自分の身体をいつくしみ、手をかけ整えることが自分の心を整えることにつながるのは、身体の声に耳を傾けることこそが「いまここ」に集中することであり、他人からどう思われるかを気にしたり他人と比べたりせず、ありのままの自分を受け入れることだから。

つまりはこの瞬間、自分のために立ち止まって、時間と空間「いまここ」に集中することが、不安や感情に揺さぶられることなく、素直な自分になれる一番シンプルな方法だからです。(エンボディマインドフルネス)

思い込みやとらわれに気づいたら、まずは自分のいのちが喜ぶことをしてみましょう。

深い静かな呼吸を続けるだけで、こころが静まってくるのを感じます。

エンボディはからだとこころのお掃除習慣です。人は何もしないと生きているだけでこころの中にはいらない感情、体には老廃物や脳の疲労、目に見えないストレスも溜まってきてしまうので、毎日のこまめなおそうじが効果的です。

自分で丁寧にセルフケアを実践していくと、自分がすでにいのちの素晴らしい営みの一部(宇宙と時空の一部)であり、また同時に、全ては自分の内側にもそろっていて、完璧ないのちのはたらきが息づいていることに気づくはずです。そして感謝せずにはいられない気持ちになります。

自分で自分を満たし癒し、いらない感情を手放すことができるようになったとき、他者から何かをしてもらうことを過度に求めなくても、十分満たされている自分でいることに気づくでしょう。自分が発するエネルギーが軽く心地よくなり、結果他者からも良い反応が返ってくるようになり、心地よい循環が生まれて周りに広がっていくのを感じられると思います。

自分がいのちを大切にし、いまここに集中し五感を研ぎ澄ませていくと、瞬間瞬間の出来事を生き生きと楽しめるようになってきます。もちろん時には間違いやミスを起こす事だってありますが、「ありがとう」「ごめんなさい」も素直に言えることで、後になってくよくよすることはほとんどなくなります。

自分の身体への信頼が生まれ、自己治癒力、基礎的な体力の向上、健やかさを保てる自信が生まれます。それこそが自己肯定感を高める鍵。自分をまず健やかに、そうすれば笑顔で周りの他人のために動く余裕が生まれます。

何があっても楽しめる心のゆとり。目の前の出来事に一喜一憂しないぶれない強さと、変化や出会いを楽しめるしなやかさ。全ての出来事をいいか悪いかだけで決めつけるのではなく、常に両方の面を見つけられ、一見アンラッキーな出来事のなかにも感謝の種を見つけられる人でありたいですよね。

このいのちを輝かせ、いのちの器であるこの身体と、最期の瞬間まで人生を愉しめるように、行動し、実践し、ご一緒にEMBODY(体現)し心地よいエネルギーの循環を味わっていきましょう。

EMBODY(エンボディ)とは?

EMBODY~いのちを笑顔に~の上村ゆかり先生が主宰されている活動に2008年5月から参加し、今年(2020年)でかれこれ12年になります。

EMBODYは簡単に言うと、自分で自分の身体とこころをメンテナンスするセルフケアボディワークなのですが、単なる体操やYoga、ストレッチとも違い、現代人が抱えるストレスや脳疲労、肉体的な疲労や過食など、精神的な問題とも深く関わる部分にも働きかけるプログラムになっています。

ゆかり先生は元々は体を酷使するエクササイズ系のインストラクターをされていた時期もあり、その後は、Yoga、気功、整体などあらゆる体に関する学びを重ね、同時に禅や瞑想、アロマテラピーなど、こころにつながる癒しのセッションにも経験が豊富で、あらゆる分野でのスペシャリストとして経験を積まれた中で、本当に必要なセルフケアをご自分の集大成としてこのオリジナルメソッドEMBODYとしてまとめられました。

EMBODYのレッスンに参加される方には、それらの様々なプログラムの最も必要で効果の高いエクササイズを季節や、参加されている方の体調などに合わせてご提案させて頂きます。セルフマッサージや、自力整体、呼吸法、瞑想、ヨガ、ピラティス、経絡体操…などの要素を必要に応じて取り入れたレッスンになります。どのようなエクササイズでも、無理をすれば体を痛めることもあります。でもEMBODYでは、まずは体の緊張を緩め、呼吸に意識を向けながら、体の声を聴いて体が必要としている動きを丁寧に行っていきます。毎日少しずつお掃除をしていくように、体に溜まった目に見えない不要なものを取り除いてあげるように。

その中でも最も大切にしているのは、呼吸です。こころと体をつなぐのは呼吸。いのちの働きを輝かせ、このからだと仲良く健やかにいのちの最後まで生きることを楽しめるように、深い呼吸とめぐりの良い体で、いきいきと過ごせる自分でいられるように、今日もEMBODYを続けていきましょう。

ご一緒に続けらる仲間が増えていくことを楽しみにしています。

EMBODYとは、は一言ではお伝え出来ないので、このブログを通して、少しずつお伝えできればなと思っています。