身体をホリスティックにとらえる

エンボディでは、からだの働きをホリスティック(全体観)にとらえています。例えば頭が痛いと感じたとします。痛いのは頭ですが、本当に頭だけに問題があるのでしょうか?痛みを薬で止めてしまうことは簡単ですが、痛みの原因が何からきているのか、痛みは身体からのお知らせ、信号ですから、原因を解決しないことには、身体の声を無視したことになってしまいます。目の疲れからきているのか、からだの冷えなのか、首や肩の凝りなのか、風邪をひいて熱が上がる前なのか・・・などなど具体的な原因によって、対処法は異なるはずです。西洋医学が進み、良い薬もたくさん簡単に手に入る世の中で、もちろん私自身も鎮痛剤を使うこともあり、薬を否定しているのではありませんが、いったんふと立ち止まり、痛みという身体からのメッセージに耳を傾ける姿勢が大切な気がしています。

ましてや慢性的な痛みだとしたら、それはもっと違う何か、例えば「最近睡眠ちゃんととれてる?」とか、「ストレスが多いんじゃない?」「心配事があるの?」そんなこころのお疲れも身体にでているのかも。身体が信号を出すのをあきらめて、もっと大きな病気になってしまう前に、どうか身体の声に耳を傾けてくださいね。痛みを薬で止める以外にも、根本的に見直す何かがあるのかもしれません。

エンボディを続けていると日々のちょっとした体調の違いにも気づけるようになってくるので、いろいろひどくなる前に微調整できることが多くなります。ただ、たまに無茶な身体の使い方をして怪我をしてしまうこともあり、反省するのですが、そんなときもまた、からだは痛めたところを補ってうまく働いてくれたりもするので、やっぱり身体ってすごい!って感謝の気持ちでいっぱいになります。ですから健康な状態とは、具合の悪いところが一切ないのではなく、もし不具合があっても、それを補うような働きをしたり、外から菌が入った時には発熱して殺菌したり、悪いものを食べたらおなかをこわしたり、そういったすべての働きこそが健康な身体の働きなのです。急いで薬で熱をむりやり下げたり、下痢止めを飲むなんてもってのほか。そんな時はできるだけ、からだが自然に自分の力で治すのを手助けするように身体を休めるのが一番のくすりですよね。

以前は具合が悪いときは、自分の仕事やスケジュールが気持ちよくこなせないことにイライラしたりして、自分の身体を恨んだりしていましたが、身体が調整してくれているという見方をするようになってからは、高熱を出して寝込んだとしても「ありがたい」と思うようになりました。

取り換えの利かない身体なので、できるだけ大事に(でもよく動かさないとめぐりが悪くなるので、良く動かして)使っていきたいですね。そして同時にこころの疲れにも気づいてあげましょう。呼吸浅くなっていませんか?自分に厳しすぎてはいませんか?いのちが喜ばない使い方をしてはいませんか?