EMBODY2022

2022年がスタートしてひと月が過ぎようとしていますが、なかなか記事を書くのが遅くなってしまいました。ちょっといろいろ立て込んでいまして、インプットというか体験することが多くて、アウトプットするのに内容がまとまらず、記事に出来なかったといった感じです。

EMBODYの定期クラスは通常通り行えています。ご挨拶が遅くなりましたが、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

何があったかというと、まあ数々あるのですが、まずは自分自身のことでいえば、以前から坐骨神経痛があったことはお話ししていましたが、10月後半くらいから痛みがひどくなりまして、通院しておりました。10月から年末年始にかけて、レストランの方が忙しくて勤務がハードだったことなどもあり、ちょっと無理をしてこじらせてしまいました。もちろん日々のケアは怠らずしていたのですが、どうも痛みの範囲がお尻から股関節、次第にふくらはぎや足首までと広がってきて、仕事の帰り道は(夜暗い住宅街で誰にも会わないからいいものの)おばあさんのような姿で足を引きずるようになってしまいました。12月末にようやくMRIを撮ってもらい、腰椎の3.4番の間の椎間板ヘルニアであることが判明。(早く言ってよ~)

腰椎椎間板ヘルニア・・・腰の椎間板から、何らかのきっかけで亀裂が生じて中身の髄核が飛び出したものをヘルニアといい、飛び出したヘルニアが近くを通る神経を圧迫して痛みやしびれを起こす。

私の場合、そのきっかけが一年前の犬引っ張られ事件からなのか、その後の重いものを運んだりした時からなのかは定かではありませんが、徐々にヘルニアが大きくなり神経圧迫が坐骨神経痛の原因だったわけです。MRIを撮るまでは、脊柱側弯症のせい?運動不足?めぐりの悪さ?更年期の関節痛?と考えていろいろ試していましたが、ヘルニアは怪我なので、根本的なところが治らないと痛みは強くなるばかり。EMBODYで緩めると、痛いところをかばって緊張した筋肉を緩めたり、巡りが悪くなっているところが楽にはなるので、何とか日常は過ごせるのですが、次第に痛みが慢性化して、特に寝ている時や明け方も痛みで目が覚めたり、睡眠の質が下がっていることや、鎮痛剤を常用してしまうことにとても抵抗がありました。12月後半はお店の業務も忙しくなり、痛みも強くなってきて、かなりつらい日も。でも接客業なので、仕事中は気合を入れて笑顔でサービス。

ヘルニアの治療としては、飲み薬で痛みを和らげながら、飛び出した部分が自然に(自己免疫細胞が飛び出した部分を食べてくれるらしい)引っ込むのを、無理をしないで待つか、最終的には手術で切り取るというのが手っ取り早いのですが、 近所のかかりつけ整形外科では手術はできないので、一度大きな病院に相談することになり、大学の整形外科の研究室に勤務しているお友達に相談したところ、総合病院の脊柱外科専門の先生を紹介していただくことになりました。(ご縁て有難い♡)

先週から総合病院の方で見ていただいているのですが、まずは以前も書きましたように私の場合は脊柱側彎症があることで、もし手術をしても、ヘルニアの再発率が高く、ヘルニアが再発しないように金属を入れる方法もあるのだけれど、それをすると、脊椎の前後の椎間板にも負荷がかかって今度は別のところに症状が出てきてしまう恐れがあるので、早急に手術するのはお勧めできないとのことでした。私は、根治できるなら手術も覚悟して伺ったのですが、そのお話を聞いて、ケースバイケース…人それぞれの最善があるのだなと改めて思いました。でも手術に至らなくても、まだできることがありました。神経ブロック注射という方法です。

先週さっそく1回目の仙骨ブロック注射を受けてきました。前回初回は痛みがなくなったのは一晩で翌朝はまた痛みが出てきたしまったのですが、飲み薬で口内炎が出来てしまってなるべく飲みたくなかったので、薬を飲まずに様子を見ました。一番痛かった時よりもちょっと前のころの痛みくらい(薬を飲まなくても我慢できるくらい)が数日続き、1週間目の昨日の朝はかなり痛みが戻ってしまいましたが、ちょうどまた注射の日だったので、朝だけ痛み止めを飲んで病院に向かいました。昨日も仙骨神経ブロック注射2回目。よく効きます。今朝はまだ痛みがとれた状態が続いています。いい感じ。なんだか明かるい兆しが見えてきた感じです。これで痛みがどんどん取れてくれたら本当に嬉しいんですけど。(一応注射は週1で5回の予定)

この坐骨神経痛の体験(まだ終わっていませんが)で、いろいろ自分の身体で体操やマッサージ、筋膜リリースを試したり、治療法も勉強したので、(肩の腱板断裂の時もでしたが)自分で体験して学んだことをまたみなさんと共有することで、誰かのお役にたてればいいかなと思っています。からだのケアをしてはいても、怪我をしてしまったり、病気になってしまったりということは防げないこともありますが、そんな時こそ身体の声に耳を傾けて、じっくりと向き合うことでもっと自分と仲良くなれるきっかけにしたいと思います。

この椎間板ヘルニア体験記はもっと詳しく後日まとめておきたいと思っています。

長引く痛みは身体からのメッセージ

みなさんは慢性の痛み、(腰痛や肩こりなど)を抱えていらっしゃいませんか?多くの方が原因がわからない痛みを感じながら過ごしておられます。マッサージなどで一時的に和らいだとしても、また繰り返してしまったり、強くもんだために余計に筋肉が固くなってしまったり…身体は一つながりなので、痛むところが直接の原因とは限らず、別のところに根本の原因があったりします。

このこととは別に、もう一つ、痛みの原因と思われるものがあると私は最近強く感じています。それは過去に身体が受けた感情にまつわる痛みです。ちょっと非科学的と思われてしまうかもしれないですが、身体が自分自身に痛みを通じて、過去の感情を癒してほしいことがあることを伝えるために、痛みで訴えるということがあるように思うのです。

私自身の場合をお話ししますので、良かったら、そんなこともあるなのかな~というくらいの感じで聞いてくださいね。

きっかけは昨年の10月ころに、実家の両親と飼い犬(中型プードル)と出かけた時の事です。私がリードを持って店の外で母が出てくるのを待っていたのですが、母の姿が見えたとたん犬が飛び出しぐっと強く引っ張られてしまいました。その瞬間はさほど痛みは感じなかったものの、その夜から腰の違和感が続き、その後少し歩くと坐骨神経痛のような症状が出る日々が続いてしまいました。

EMBODYで股関節や足全体、また上半身も緩めると楽にはなるのですが、週末負荷がかかる仕事をすると腰やお尻が固くなってお尻から腿の裏側、膝裏、ふくらはぎにビリビリ痛みが走ることもあり、なかなかスッキリ治ることはありませんでした。いつもなら、自分で体のメンテナンスをすればさほど痛みが長引くことはないので、なんでこんなに痛みがなかなか引かないのか、はじめは謎でした。

実は時間がかかりつつもようやく楽になってきたきっかけがありました。それは腰の痛めた個所が過去に問題があった部分だった事を思い出し、その時の感情の浄化を丁寧にすることによって、緩んできたことが回復のきっかけでした。

遡れば中学生のころ、私は脊柱側弯症という診断を受けて、中学2年生から2年間くらいいろいろな治療を受けることとなりました。まだその治療法が研究段階だったこともあり、コルセットをつけられたり段差のある靴を履かされたり、レントゲン写真を何枚も取られ、効果がなければ手術が必要とまで言われたこと、大学病院だったため、コルセットの型を取るときにインターンの学生にずらっと周りを囲まれたり、中学生の女子には耐えがたい嫌な思いをしました。今なら、少なくとも許可を取るのでしょうが、その時は断る機会も与えられぬままに医師の言われるがままに治療(実習?)が行われたように思います。あまりに毎回何枚もレントゲン写真を撮るもので、親もそのことに不安を感じて、徐々に通院回数も減らし、大学病院に行くのはやめてしまいました。その後いつの間にか(むしろ矯正をやめたことが良かったのか?)成長とともに腰の骨は気にならない程度になっていました。私の場合、幸いにも進行が止まっていたのでしょう。(注☆進行度は個人差があるので、同じ病の方は個人の判断で治療をストップしないで下さいね)

私の中で思春期のこの経験は、覚えていて心地よい記憶ではなかったので、その一連の記憶はなかったことのように先日まで忘れていたのですが、今回身体がそのことを思い出させ、自分が嫌だったことをこうして話すことによって「放つ」ことも必要な気がして、ここでお話しすることにしました。

身体が受けた悲しみはちゃんと受け止めて、そして手放してあげる、、、そうしないと、いつまでも続く慢性的な痛みとして、身体が訴えることもあるのかもしれないと感じます。

自分の身体は自分自身ですが、頭で考えるのとは別に、体の感情というものにも、時には耳を傾けてみてはいかがでしょう。

細胞はどんどん新しいものに入れ替わっているので、ほぼ7年間経つとからだじゅうの細胞は入れ替わるといいます。ですから、「7年前の私と、いまの私はもう違うのよ!」とも言えますけどね。ですから、無理につらい記憶や、痛みの記憶を思い出さなくてもいいとは思いますが、もし思い出してしまったら、多分自分自身で癒すことが足りていないということなので、いまできる限りの愛情をもって自分の身体を癒してあげてください。

具体的な経験を話すことに抵抗があるなら、こんな方法もお勧めです。ハワイのホ・オポノポノ。こちらも記憶のお掃除の大切さを説いていますが、潜在意識のお掃除、本当に大切です。「ごめんなさい」「許してください」「ありがとう」「愛しています」この4つのフレーズを唱えながら、潜在意識をお掃除するといいですよ。そして必要ならば、言葉にして話す(放つ)ことも浄化に繋がります。

みなさんの身体の声も放って(話して)見てください。長く続く原因不明の痛みがある方は、少し身体に聞いてみて下さいね。痛いところがあったり衰えを感じる所もありますが、そんな自分を責めるのではなく、そのまま受け止めて、受け入れ慈しむ。いい悪いの判断をせず感謝して。それがエンボディを実践することです。

EMBODYを通してお伝えしたいこと

人はつい、過去のことを悔やんだり、未来に起きてもいないことを心配したりしてしまい、「いま」という時間に意識を向けていないことが思いのほか多くあります。

また周りの人の目が気になったり、自分のことを全て後回しにして家族や子供のことにつくしずぎてしまい疲弊してしまったり、ついつい断れず頼まれるままに仕事を引き受けて頑張りすぎてしまったり、感情のコントロールがうまくできずに行動してしまったり・・・

自分の体からの声(いのちの声)に耳を傾けるのは後回しにしがちです。そして後になってつらくなるのは自分と分かっているのに。

呼吸を意識し自分の身体をいつくしみ、手をかけ整えることが自分の心を整えることにつながるのは、身体の声に耳を傾けることこそが「いまここ」に集中することであり、他人からどう思われるかを気にしたり他人と比べたりせず、ありのままの自分を受け入れることだから。

つまりはこの瞬間、自分のために立ち止まって、時間と空間「いまここ」に集中することが、不安や感情に揺さぶられることなく、素直な自分になれる一番シンプルな方法だからです。(エンボディマインドフルネス)

思い込みやとらわれに気づいたら、まずは自分のいのちが喜ぶことをしてみましょう。

深い静かな呼吸を続けるだけで、こころが静まってくるのを感じます。

エンボディはからだとこころのお掃除習慣です。人は何もしないと生きているだけでこころの中にはいらない感情、体には老廃物や脳の疲労、目に見えないストレスも溜まってきてしまうので、毎日のこまめなおそうじが効果的です。

自分で丁寧にセルフケアを実践していくと、自分がすでにいのちの素晴らしい営みの一部(宇宙と時空の一部)であり、また同時に、全ては自分の内側にもそろっていて、完璧ないのちのはたらきが息づいていることに気づくはずです。そして感謝せずにはいられない気持ちになります。

自分で自分を満たし癒し、いらない感情を手放すことができるようになったとき、他者から何かをしてもらうことを過度に求めなくても、十分満たされている自分でいることに気づくでしょう。自分が発するエネルギーが軽く心地よくなり、結果他者からも良い反応が返ってくるようになり、心地よい循環が生まれて周りに広がっていくのを感じられると思います。

自分がいのちを大切にし、いまここに集中し五感を研ぎ澄ませていくと、瞬間瞬間の出来事を生き生きと楽しめるようになってきます。もちろん時には間違いやミスを起こす事だってありますが、「ありがとう」「ごめんなさい」も素直に言えることで、後になってくよくよすることはほとんどなくなります。

自分の身体への信頼が生まれ、自己治癒力、基礎的な体力の向上、健やかさを保てる自信が生まれます。それこそが自己肯定感を高める鍵。自分をまず健やかに、そうすれば笑顔で周りの他人のために動く余裕が生まれます。

何があっても楽しめる心のゆとり。目の前の出来事に一喜一憂しないぶれない強さと、変化や出会いを楽しめるしなやかさ。全ての出来事をいいか悪いかだけで決めつけるのではなく、常に両方の面を見つけられ、一見アンラッキーな出来事のなかにも感謝の種を見つけられる人でありたいですよね。

このいのちを輝かせ、いのちの器であるこの身体と、最期の瞬間まで人生を愉しめるように、行動し、実践し、ご一緒にEMBODY(体現)し心地よいエネルギーの循環を味わっていきましょう。